「そうだったんだ・・・。綾姫、もう平気なの?」

「うん。大丈夫。貴琳がそばにいてくれたおかげで、ちょっと楽な気持ちで泣けたから。」

「そっか。それならよかった♪」

「心配してくれてアリガトウ。」

「いえいえ。辛いことがあったらうちにいくらでも言ってね?」

「うん!わかった!!」

「あっ!みんなみんな!!瑶亜と俊弥が一緒に昇降口に入って行ったよ!」

「マジ!?よし!みんな準備だ!!教室のどっかに隠れろ!!」

「おー!!」




ガラガラッ


「おっはよー!みんな今日も元気ぃ?!」

シーン

「・・・あれ?みんなまだ来てないのかな。ねっ。俊弥?」

「さぁ?べつにどっちでもいいんだけど。」

「そだね♪早く綾姫と翠に会いたいなァ!」

「「ここにいるよー」」

「「え?」」

ザザザザッ


「ヒューヒューッ!仲良く2人で登校ですか!?」

「え?!みんな何してンの!?」

「いやぁ。2人を驚かそうと思って♪」

「どう?驚いてもらえましたか?」

「当たり前でしょ!?驚かないわけ無いじゃん!!」

「それはよかった♪」

「それにしても、弘輝。稜はまだ来てないの?」

「そうなんだよ!たっつーが来るの遅いとか珍しくない!?」

「だねぇ。まぁ、そのうち来るって!」

「おっはよう♪」

「ほら、うわさをすれば本人登場だよ。」

「あれ?みんなどうしたの?そんなにジロジロ見て。」