・・・やばい。
このまま行くとヤバイ方向に行く気がする。
どうにかして綾姫をとめないと・・・。
でもどうしよう。
綾姫は1回やるって言ったら絶対やる人だからなぁ。
はぁ・・・。
ホントにどうしよう?!
・・・よし。
ここは仮病を使おう。
綾姫と翠に嘘つくのは気が引けるけど。
ここは逃げないとちょっと危険なことになりそうだからね♪


「・・・綾姫、おなか痛い。やばい。
ちょっとこれ保健室行かないとマジでヤバイかもしれない。」

「・・・あたしに仮病が通ると思ってんの?」

「なっ、なんでわかるの?!」

「あっ。図星だったんだぁ。張ったりだったんだけどね」

「えっ・・・。もう!綾姫の意地悪!!」

「いや。引っかかる瑶亜が悪いんだし」

「うぅ~。もぉ。わかったよ!次行こ次!!」


はぁ。
まさか仮病がばれるなんて思ってもなかったよ・・・。
たしかにちょっと下手だったかもだけどさっ。
もう諦めるしかないのかなぁ。


「光李!ちょっと質問!」

「へ?あぁ。なに?」

「俊弥の好きな人は瑶亜だと思いますか?!」

「うん。俊弥の好きな人はこいつだけど?」

「そっ。サンキュー♪」


「瑶亜ちゃん敗北決定かもね♪」

「なっ、なんで?」

「だって、1番仲いい光李が言ってんだよ?
もう完璧じゃん!負けを認めなさい!!」

「・・・私の負けでございます。」

「やったぁ!!じゃ、今日告白してね?」

「手紙じゃダメ?」

「ダメ。」

「・・・はぁい。」

「まぁ、いつでもいいからさっ。今日であれば」

「わかった。がんばります!」

「よろしぃ♪」