そして、とうとう放課後…

「結衣一緒に帰ろ?」

「ゴメン、夏今日は一人で帰る…色々考えたいから」

「そっか…。あたしでよかったら相談してね」

「うん…じゃ、バイバイ」

「また、明日…ばいばい」

夏が教室から、出て行って

教室の中は、私だけになった。

なにげなく、外を見ると

校門に、白夜君のバイクが止まってあった…

私は、そのバイクが気になり

校門へ向かった

すると、バイクの近くに

白夜君が立っていた。

「よっ!結衣もう、帰ってしもうたかと思ったわ」

「なんで…?」

「クセ…かな?気づいたら結衣の学校来てもうてん」

「…」

「乗り?」

「白夜君、今日は一人で帰る…」

「…そっか」

白夜君は、寂しそうな顔をした。


私は、『ごめん』と一言言ってから、白夜君に背を向け走って帰った。