「…いっ!…結衣?!」

「へっ?」

「大丈夫か?」

「うん」

「遅刻するで!」

「う…うん」

「俺も、もう学校行くわ!」

「ごめんね?」

「なにがや?」

「白夜君、学校遅刻しちゃう…」

「ええよ、そんなこと!じゃあな、また迎えにくるなっ?!」

「うん、ありがと!」

白夜君は、右手を上げてニコッと無邪気な笑顔を見せていってしまった。

私は、白夜君の笑顔にドキっとした