「ずっと、我慢してた。」

「えっ・・・」

「彼女できたら好きじゃなくなると思ったけど。無理だった」

龍・・・。やっとつながれたね。

「龍。」

「ん?」

「大好きだよ」

「俺もだよ。結衣」

「帰ろ」

「おう」

龍と私は、手をつないで帰った。

「ただいま~」

「おかえり」

玄関に入ると、手をはなした。

「ごめんね。お母さん」

「もう、こんなに遅くなちゃだめよ」

「うん・・・。」