もう、帰ろ・・・。

たったった・・・

「ぅぅ」

なんで、私泣いてんの?!

龍が、さがしてくれないから?

私は、涙を袖でぬぐいながら、

雨の中を歩いた。

「ぅぅっ・・・」

ゴツ

「すみません」

「なに、泣いてんだよ」

顔を、あげてみると・・・

・・・龍・・・・。

「りゅ・・・う。」