「な……や…だ!?」
「た…ん……よ?」
(ちょ、うるさいうるさい
静かに寝かしてくれよ…って)
「やばい!今何時!?」
「はぁっ!?」
「うわぁあぁ!」
誠が起き上がると
そこに居た二人の男が
揃って驚いた
「「「………」」」
「…あの、どちら様ですか?」
しばらく固まってから
誠がたずねると
「私は沖田総司です」
と、可愛らしい顔をした
方の男がそう名乗った
「こら総司!
何勝手に名乗ってんだ」
「やだなぁ、土方さん
名前くらいいいじゃないですか」
土方と呼ばれた
男が沖田に怒鳴った
「そうじゃねぇよ
こんな怪しいやつに
名前教えんなって
言ってんだよ!」
誠はまだ半分寝ている頭で
二人のやりとりを聞いていた