昼のチャイムが鳴った。
衛は足早に
7組の自分のクラスから
美果のクラス3組へ
向かった。

もう美果は
教室の前の階段で衛を
待っていた。

1年生は4階で
2年生は3階
3年生が2階だから
階段を下りるたびに
上級生に会い
挨拶をした。

大学の校内に入り美果が

「どの食堂にする」

と衛に聞いてきた

大食堂が
校内に3ヶ所ある。
どれも安くて量が多い。

「美果に任せる」

と衛が言うと

「じゃ・・

今日は生協にしよう」

「次は木村食堂で・・

 衛のおごりよ」

と美果が言い出した。

「どうして!

 なんだよ!」

俺って美果の彼氏に

成ったのか・・・

衛は困惑した。

生協の大食堂は
300人以上は入れる。

広さだが昼食時の
今は!列ができテーブルは
いっぱいだった。

その列の脇にメニューが
飾ってあり
今日のAセットが
しょうが焼き
Bセットが
ハンバーグセットだった。

セットメニュが得だと
2人は知っていた

衛が

「どうする?」

と美果に尋ねる。