千裟の母が病室から
出て来て！

「まもちゃんゴメンね

わざわざ来てもっらって！」

「この札見て、まだ

お医者さんから面会の

許可がおりないの」

「そうですか！」

「おばさん！

かずちゃんの容態はどう？」

千裟の母は
衛の心配そうな顔をみて
本当のことを言い出し
そうに成ったが

「大丈夫よ！

心配しないで、

面会できるように

なれば連絡するから」

「この花、かずちゃんに

渡してください」

そう言って、衛は
病室を後にした。

夏休みの今日、
何もやる事がない
美果は暇な時間を
どうしようか
もて遊んでいた。

衛のその後も心配だけど
昨晩、酔った勢いで私に
電話をしてきたのか？

私の事が本当に
好きで電話をして
きたのか？

本当の気持ちが
知りたい。

メールが来た
中学からの親友夢子からだ

「美果、今日

　　予定、何かある？

無ければ、渋谷へ遊びに行こう？」

＊さすが夢子！＊

＊グットタイミング！＊

偶然でも私の今の
心境を察してメール
くれたのだと思い
嬉しくなった。

直ぐに、返信で遊ぶ約束をした。

今まで休みの日は衛と
過ごして来た。

でも・・・渋谷には
あまりいい思い出がない。