近くにある携帯をとり
助けを求めようと
慌てて！
履歴の最初を押した。

＊ベッドに横たわる美果＊

あの後から美果は
家に帰りずっと
ベッドの中で
泣き伏せて目が赤く
膨れていた。

美果の携帯が鳴った
深夜2時なのに！

美果は、携帯をみた！！！

衛からだ！

なんで?

どうして?

どうしよう！＜でもうれしい！

携帯をとると衛の声で

「苦しい”助けて”」

本当に真に迫った声が
聞こえてきた。

「死ぬ！しぬ！」

「どうしたの？まもる？」

「うぅ！助けて？」

「ネエ！ネエ！大丈夫？」

「気持ちわるいよ・・」

美果の耳に衛のオエツの声が
聞こえてきた。

「美果を忘れるために

お酒飲んだら！おぇ・・・」

もう吐くものがなく黄色い
胃液が出て衛は苦しんでいた。

「お水飲んだら・・」

「だめ、目が回って

　歩けないよ！」

美果はあせった！
衛が死んで仕舞うので
ないか！

美果には、そんな風に

思え！

何をして良いか判らず。
ただ、衛を励ましていた。

「俺、もう死ぬから！

今日のことゴメン？

俺、美果が大好きだから」

そう言って、衛は
電話をおいた。

でも目を閉じると
グルグルと目が回り
気持ち悪く、直ぐに
美果に助けを求めた。