明日にはこのネックレス
美果に渡さなければ!

今までの感謝の気持ちを
こめて・・・

そして
自分の勝手な行動で!
今、美果を苦しめている
お詫びとして!

その時、別れを
告げよう。・・・?

そのころ・・

美果は涙を拭いて
愛馬ジェリーの前にいた。
ジェリーに向かって

「どうしよう!

 衛が幼馴染の

千裟さんと・・?」

千裟へのライバル心は
合ったが、今千裟は
いつ、プロデビュー
してもよい環境にあった。

例のCDが評判が良く
CD会社からのオファーが
何社からもあり
なぜ!デビューしないか
回りが不思議がっていた。

インターネットには
勝手に千裟のホーム
ページができ
千裟の写真が載って
いた。

それは本当の千裟を
知らない単なる
にわかファンの
仕業である。

バンドンのメンバーは
千裟の病気の事を
隠し千裟の気持ちが
決まるまで黙秘して
いたのだ。

そんな、千裟の評判は
いつも、美果の耳に
聞きたくないのに
聞こえてくる。

私は千裟さんに
勝てるものと言えば
衛を愛する気持ち
だけ!

この切ない気持ちを
衛は判ってくれる
だろうか?
美果は不安であった。

たぶん!
入院したのは千裟さん
ではないか?

優しい衛は、ひ弱い
千裟さんに心を
奪われるのでは
ないか?

その時、美果の携帯が
鳴った!!!!。