正直、夏の湿った夜
汗を掻いて肌がベトベト
している。

*シャワーを浴びたい*

千裟の顔を見て
手を振ると
笑って応えてくれた。
それをみて・・・・

「かずちゃん、大丈夫

そうだから、家に帰って

着替えてきます」

衛は病院の
バス停へ向かった。

バス停のベンチに座り
携帯の電源を入れると
美果からのメールが
何通も届いていた。

その数で美果に
愛されている事を
感じた。

そして明日は美果と
油壺へのキャンプを
思い出した。

しかし、もう・・・

取り合えず美果に
連絡をしなければ!

美果の携帯が鳴った

「美果、ゴメン!」

「携帯壊れたの?」

「・・・・」

「どうしたの?」

「病院にいて!

電源オフにしてたんだ」

「それで、・・・・・

急で悪いけど明日の事

だけど、キャンプ

行けなく成ったんだ!」

「どうしてなの?」

バスが来た!

「バス来たから、

後でまた、電話するから!」

携帯を切り衛はバスに乗った
美果は何日も
前から楽しみにしていた
キャンプが出来ない事と!

その理由が知りたくて
心がうずめ居ていた。

「なぜなの、まもる?」