メールは直ぐに返って
来た。

「心配だよね!わかるよ!」

「衛の携帯壊れたかも?」

そう言って美果の不安を
取り除いてくれた。

「私の学校女子高だから

男の人いないし」

「美果の様な悩み

 持ちたいよ」

「私から言えば

 贅沢な悩みだよ!」

「私も、衛のような

彼氏欲しいよ」

「衛なら3回位

浮気しても

許せるよ(笑)」

「ねネ!衛に言ってくれた

衛の友達、

私に紹介すること」

「ボーカルの鈴木君が

いいな!」

「あぁ!ゴメン

二人の仲

皆に内緒だったんだ」

「鈴木君なら私達のこと

知ってるから、話しても

いいよ」

鈴木は競馬場へ行く電車で
美果と衛を見ていたのだ。