千裟は美果の存在を知って
衛への想いが募るように
なり、それは嫉妬にも
似ているようになった。

学校であの綺麗な美果と

どんな話をしているのか?

何をしているのか?

毎日、胸がおもく
食事の量も減り
体調がますます
悪くなった。

美果も千裟への
ライバル意識が
芽生え衛の行動を
監視するようになった。

衛は、そんな事など
知らず、罪な毎日を
過ごしていた。

夏休み前の学校で
美果が夏休み
湘南の油壺へ
キャンプへ行こう
と衛を誘って来た。

二人きりの
キャンプだ!

美果は衛がキス以上
何もしてくれない。

千裟に対抗して
もっと
深くなりたいと
思い切って衛を誘った。

美果の水着姿を
想像すると
衛は直ぐに誘いに
乗った。

こんな二人の間で
自分の人生が
ホンロウされて
行く事をまだ
衛は知らない。

千裟は日に日に
体調が思わしくなり
気がメイリ
自暴自棄に成っていた。

「私が元気なら

大好きな衛の為

何でもやって

あげれるのに

この身体では

この先迷惑をかける

赤ちゃんだって

生めなくなるかも

知れないし」

千裟は衛を愛するが
故の行動に出た!