成城の駅に着いたのは
午後4時過ぎであった。

千裟を送って家の前に
着くと衛は、

「今日、応援に

 来てくれて

ありがとう!」

そう言って
立ち去ろうとしたが!

「少し、家に寄って

行って!」

衛にはその言葉が
悪魔の叫びの様に
聞こえた。

家の中に入ると
千裟の母が

「試合、どうだった?」

「すいません!

 負けました」

「残念ね、今度

 がんばってね」

千裟の部屋の中に入り
マウンテンの
バックから例の
ネックレスを取り出し
テディベアの首に
架けた。

「美果さんって

 綺麗な人ね!」

やばい・・拷問の
始まりだと!、
衛は恐れていた。

「このネックレス

 美果さんのと同じね?」

こんな時は、素直に
誤るか?とぼけるか?
・・・・・・

衛は突然、千裟に
キスをした。

そして

「ごめん!競馬場に行った

友達は彼女です!」

と素直に謝りその後は友達
付き合いだと千裟に嘘を付いた。