衛は、この場の雰囲気を
変えようと!

「そうなんだ!」

「でも、かずちゃんは、

 美果と初めてだよね」

衛は美果を紹介しようと
すると美果が

「私は、同級生の

 朝比奈 美果です」

「曽根 千裟です」

なにか!重たい空気が
流れている。

衛はこの後どうしようか?
頭が、パニクッテいる時
美果が

「私、これから両親と

 会う約束があるので

 これで失礼します」

そう言って身を
引いてくれた。

本当は試合の後
衛を誘って近くの原宿へ
遊びに行く予定で
いたが・・

もともと人見知りな
性格である美果は
3人の仲に
まだ溶け混むことが
出来なかった。

まして自分の
ライバルの千裟と
一緒に食事なんて!

美果を見送り3人は
中央線で新宿へ

東口からアルタを
左に見て新宿通りを
三越の方へ少し歩くと
昔から有名なフルーツ
パーラーがある。

祖母のゆきは
若いときからの
行き着けの店で
この店の勝手を
しっている。

軽食もあるが
デザート類が
お勧めだ。

3人は窓際の席に座り
パフェとレモンティ
を注文した。

千裟は美果の事が
気になっている。

美果との関係を
衛に聞きたくて
胸が重く頭が
ボート成って
いるが・・・

衛の祖母の
前では聞けない

食事も口に入らない。