「すごい!美果!!!」

「すごいでしょ!

私と居ればお金には

不住しないよ。」

と美果はふざけて言った。

「馬券が買えるまで

 俺と一緒にいてよ!」

「いいけど!

 お金目当てなの?」

「違います。

 美果が好きだから」

思わす美果に
告ってしまった。
嬉しそうに美果は・・

「私も衛のことが、

 ズート!ズート!

 好きだったんだ」

美果の気持ちを聞いて
衛も安心した。

「美果!この特技

他の人に内緒にしよう!」

「知れたら、悪い人に

 美果が狙われるから
  
 心配だよ」


「でも、昔から

云われている事で

心霊や占いなんか

処女を失うと

その特技も

 無くなるそうよ?」


「じゃ・・・俺が

美果の処女を守るから」

衛は美果の大田から
聞いた噂を思い出した
こんなすごい馬券が
当たったから?

多分、あの噂は
嘘だと!
思いたかった。

「パドックに行こう!」

今度は衛が美果の手を
引っ張って歩き始めた。

パドックに着き
二人で馬を見ていると
中年の男の人が
美果に近づいて来て!

「お嬢さん、すごいね!」

「今度は、どの馬が来るか

 教えてよ!」

その男は先ほどの
二人の会話を聞いていたのだ。