「美味しいに

 決まってるよ!」

そう衛が言うと
衛の肩を軽くたたき

「も~!心配したよ。」

美果の膨れた顔も
可愛かった。

昼食が終わり午後の
日差しを浴び美果と
サラブレッドの話を
しながら五分咲きの
桜の木の下にいる
二人をみて衛は

「美果、俺も

 あんな風にしたい?」

それは、女性に膝枕を
してもらって居る様子だ。

すると!美果は膝の上に
ハンカチを広げ

「どうぞ」

衛は少し照れながら
美果の膝の上に頭を
置く、
美果の手が衛の髪を
少しなぜていた。

衛の髪は柔らかく
細い髪の毛で
染めていないが
茶色が掛かった
黒髪で顔の白さと
大きな二重の目
アイドル系の
容姿で誰が見ても
育ちの良さが判る
清潔感と賓があった。

膝枕をしながら
美果は嬉しかった
衛とこうしている
事が、夢で
あったから・・・

美果は男の視線
はもう慣れていた
でも、衛は
気付かないが
通りすがりの
若い女性が
衛をチラ見して
そして私の顔に
鋭い目を向けてくる

衛がその気に成れば
どんな女の子でも
そう考えると・・・

美果は恋の不安に
怯えていた。


しばらくして・・・

「美果、競馬!観に

 行こう?」

衛の言葉で二人は
競馬場の中に入って行った。

中は広く綺麗で
女性の客も多く
競馬を楽しんでいる

美果がパドックへ
行こうと衛の手を
引きながら歩いて
行った。

そこは次に出走する
馬を観客が観察する
所である。

衛はため息をついた
サラブレッドは本当に綺麗で
皮膚は輝き!

歩くたびに揺れ動く
たてがみの美しさ
改めて綺麗さを
認識した。