衛は、心地よい外の風をうけ
露天風呂に入っていた。

昨日から、寝てない為
風呂の中で、衛に睡魔が襲う。

なかなか、お風呂から出てこない
衛に美果がベランダの横にある
露天風呂をのぞきに行く・・・

衛は死んでいるかの様に！

「まもる～！」

美果が呼ぶが返事がない。

心配して浴槽の中にいる衛の
肩に手をかける美果・・・

眠っていた衛はビックリして
思わず美果の手を
引っ張ってしまった。

美果が浴槽に落ちてしまった！

「も～！」

美果は笑いながら怒っていた。

「ごめん！びっくりして！」

美果の浴衣が温泉に濡れて
綺麗な美果の身体が透き通って
見え、胸元から美果のふくらみが！

衛は、そのふくらみに手を伸ばした
温泉のなかの肌のふれあいは、
普通以上に感覚を刺激する。

美果は衛に身体をあずけ
衛のリードで二人は・・・

部屋を出て二人は箱根湯元の
土産店が並ぶ通りを
手をつないで、新婚夫婦の
ように寄り添って歩いた。

美果の顔から、先ほどまでの
暗さが消えている。

店の前で立ち止まり衛が
温泉饅頭と温泉卵を
自分と美果の家族の
お土産を買った。

他のコーナーでは
土産用の箱根のグッズが
売られている。

「美果、これ・・ちょっと」

衛は５００円の木で作られた
指輪を美果の左手の薬指に
はめた。

「ブカブカダネ！！」

美果の白く細い指には
大きすぎた！

「これでいいよ」

美果は、衛の気持ちを察して
返事をした。

すると！衛は美果の薬指にある

木でできている指輪を押さえて！