衛は３人兄弟の末っ子
長男は空手３段、次男は
少林寺拳法２段！

いつも、その手の事は
教えてもらっていた。

しかし、愛する美果が小杉に
受けた仕打ち！これだけでは
衛の気が治まらない。

倒れた小杉に追い討ちを
しようとする。

二人の決闘を見ていた
６人は衛を止めた！

「マモ！これ以上殴ったら

こいつ！死ぬぞ！」

小杉の顔面は蒼白で
口から汚物が出ていた。

衛はケイレンしている
小杉から携帯を奪い
公園の石の上に投げて壊した。

心配している美果へ衛は
電話をした。

「美果！終わったから、

　　　　安心して」

「ありがとう」

その声は涙声だった。

「明日の朝、迎えに行くから」

翔の携帯が鳴った！

携帯画面に恋人桃香の名前！

「翔！どう？？」

「桃ちゃん、大丈夫、心配

しないで、終わったよ」

「今、どこにいるの」

「バンドのメンバーと

渋谷の近くにいるけど」

「７人全員いるの

懐かしいよ！今から

一緒に食事しようよ？」

そう言えば、長い土曜日
美果のことで
お腹が空いている事も
忘れていた。

「桃ちゃんから電話だけど

これから、一緒に食事しよう

って！どうするみんな？」

翔がメンバーに伝えると
誰もがうなずいた。

「みんな！ＯＫだよ」

「じゃ！焼肉ピョンヤンで

待ってて、すぐ行くから」