「翔!それ以上は
駄目だからね」
桃香は、翔の左手の長い小指の爪に
自分の左手の長い小指の爪を絡ませ
翔の唇に自分の唇を重ねた。
桃香の悪魔のような行動!
翔はまた桃香の呪いにかかった。
箱根湯本の駅に衛と夢子は着いた
電車から降りる乗客を二人は
見ていた。
「美果がいるといいね!」
心配する衛の横顔をみて
夢子は衛に話しかける。
「これが駄目ならもう!
無理かもな」
そんな話をしていると
電車の後ろの方から
美果の姿が見えた。
衛と夢子は顔を見合わせて
美果の所に走って行った。
夢子が感極まって
「美果!」と叫ぶ。
最初に美果に近付いたのは
夢子だ。
「ばか!皆心配して
探していたんだよ」
「なんで!死のうとしたの」
「ごめんなさい」
美果は涙を流してただ
謝り夢子の暖かい言葉を
かみ締めていた。
しばらく夢子と美果は
泣きながら抱き合っていた。
その光景を、少し離れて
衛は見ていた。
「衛くん!」
夢子が衛を手招きした
衛が美果に近寄ろうと
すると!・・
「こないで!」
美果は叫び!顔をそむけた。
それでも衛が近寄ると
「お願いだから、もう
私の事は忘れて」
衛はやさしく
「美果!
どうしたのその傷」
美果の薄い綺麗なくちびるが腫れて
首には赤黒いうっ血、腕や手には
青いあざが・・服を脱げば多分
数え切れない傷が美しい美果の
身体にあるはずだ。
駄目だからね」
桃香は、翔の左手の長い小指の爪に
自分の左手の長い小指の爪を絡ませ
翔の唇に自分の唇を重ねた。
桃香の悪魔のような行動!
翔はまた桃香の呪いにかかった。
箱根湯本の駅に衛と夢子は着いた
電車から降りる乗客を二人は
見ていた。
「美果がいるといいね!」
心配する衛の横顔をみて
夢子は衛に話しかける。
「これが駄目ならもう!
無理かもな」
そんな話をしていると
電車の後ろの方から
美果の姿が見えた。
衛と夢子は顔を見合わせて
美果の所に走って行った。
夢子が感極まって
「美果!」と叫ぶ。
最初に美果に近付いたのは
夢子だ。
「ばか!皆心配して
探していたんだよ」
「なんで!死のうとしたの」
「ごめんなさい」
美果は涙を流してただ
謝り夢子の暖かい言葉を
かみ締めていた。
しばらく夢子と美果は
泣きながら抱き合っていた。
その光景を、少し離れて
衛は見ていた。
「衛くん!」
夢子が衛を手招きした
衛が美果に近寄ろうと
すると!・・
「こないで!」
美果は叫び!顔をそむけた。
それでも衛が近寄ると
「お願いだから、もう
私の事は忘れて」
衛はやさしく
「美果!
どうしたのその傷」
美果の薄い綺麗なくちびるが腫れて
首には赤黒いうっ血、腕や手には
青いあざが・・服を脱げば多分
数え切れない傷が美しい美果の
身体にあるはずだ。