成城へ向かって世田谷通りを
左に入っり
公園の中に7人はいた。

すると!
翔が話しを始めた。

「あのさ!俺な!

今、付き合ってる

 女の子が居るんだ」

衛は桃香から聞いて
知っていたが、プライバシーの
事だから親友でも誰にも言わず
黙っていた。

一同が声を上げて

「桃ちゃん!」

慌てて翔が 「違うよ!」

「八王子のバレーボールで有名な

高校に行っている同級生で

内野 夢子って子」

「彼女、今日、初スタメンで

 ベンチ入りだから応援に 

    行くつもりなんだ」

「じゃ!お邪魔で無ければ

俺たちも応援行っても 

 いいけど?」

前田が言い出すと

「本当か!俺も一人だと

 心細くて、よろしく」

「もう!気持ちの整理

 できたの?」

それとなく衛が翔に
聞くと

「忘れようと、努力してる。」

翔は、まだ伸びている
小指の爪を見ながら
ため息をついた。

「マモ、愛って・・?

 大人に成ったら判るのかな」

翔が衛に問う。

「だったら、早く大人に

成りたいよね」

「俺は、中2の時、もう2度と

恋なんかと思って居たんだけど!」

「桃ちゃんの気持ち、知りたいなら?

いつでも、携帯の電話番号とメルアド

 教えるから聞いてくれよ」

「うん、でも!もう住む世界が違うから!」