9月、夢子はこれまでの人生で
最高の日々を送っている時!

それとは違う3人の9月の日々!

9月の学校が始まり
バス停を降りる美果
今日は衛と会える!でも怖い!

もう・・私達の恋は終わりなのか?
色々な思いが交差する。

どこで会おうか?
無理に会って嫌われたらどうしよう。

衛の下駄箱を開けてみると
まだ登校してない。

皆に内緒の恋、だれも居ない所で
会わなければ成らない。

教室で友達と話をしていても
衛のクラスが気になる。

1時限終了後の休み時間、美果は
衛の教室をそっと覗く?

衛は一人で窓際に立ち、
外を見詰めていた。

そこに桃香がやって来て
衛に話しかけてきた。

「衛、今日昼休み話があるから

 一緒にご飯食べよう」

「いいけど!桃ちゃんアイドルだから

外出られないよね。」

「ごめんね!私!お弁当持ってるから

 衛はどうする?」

「パンでも買ってくるよ」

「私のお弁当食べて?」

「桃ちゃん、どうするの?」

「最近、食欲ないんだ」

「どうして?」

「その事を、相談したくて」

「じゃ!屋上の手前の

   踊り場で待ってるよ」

その光景を見ていた美果は
寂しく衛の教室を後にした。

昼休み衛が踊り場へ行くと
桃香が階段に座っていた。

「はい!お弁当」

「ありがとう」

衛は、桃香の差し出す
弁当を開け食べだした。

千裟と同じで幼稚園からの
幼馴染、遠慮する仲ではない。

弁当を食べている衛の顔を見ながら
桃香が話し出した。