名門バレー部、他校のバレー部より
部員数が多く応援も一糸乱れぬ
華やかさだ。

シード校の夢子の学校は
３回戦からの出場で
順調に勝ち続け・・
後１勝で西東京代表である。

決勝戦！でも相手チームは
全国レベルの夢子の高校の相手でない。

敗者の高校は会場を後にしていて
静かな会場で人もまばらで
ほとんど女子高生のバレー部員で
あった。

そこへイケメンの７人の男子が
入ってきた。

カッコイイ男の集団に女子高生の
目線が集まり会場にざわめきが
起きた。

夢子の応援のため翔が
バンドのメンバーを
誘って来たのだ。

７人は夢子の学校の応援団の
隣の列に座った。

応援団のバレー部の１年２年生は
隣のイケメンの男達を気にして
応援の声が乱れてきた。

「誰の応援に来たの？」

「あの人かっこいい！」

など！小声で話をし始めた。

そのざわめきに、ベンチの選手が
振り向く！夢子はびっくりした！
翔のバンドのメンバーが・・いる。

振り返って翔の顔を見ている
夢子に突然！監督の声！

「内野！次ぎ出るから

　　用意しとけ」

夢子はびっくり！

＜自分はベンチウォームだと
　　　　
　　　　　思っていた＞

それが、試合に出れるなんて！
それも、翔が応援に来ている日に！

その監督の声に反応して全日本選手の
三ツ和先輩がなぜか！

「夢子！相手してやるから」と

ストレッチの準備を始めた。

夢子は翔の目線を気にしながら
翔達のいる観客席の前へ・・・

三ツ和先輩が夢子に近づき
小声で

「ね！あの男の子達！

　　　カッコイイね」

夢子はビックリした!
夢子の部活では部活に専念するため
恋愛禁止で罰則はないが
代々先輩が後輩に

「男は敵！恋は悪魔の策略

恋に落ちたら地獄へ落ちる。」

そう後輩に教えてきたのだ。
その先輩が・・・！

夢子は返事に困ったが

「はい！」と答えた。