夢子のファーストキスは
お預けだった。
翔は夢子を送って行く為
渋谷から成城学園行きの
バスに二人で乗っていた。
美果と夢子の家は
三軒茶屋を挟んで
1キロ程離れた
反対方向で夢子の家は
電車通り沿いの下町
風のところにある。
渋谷から三軒茶屋まで
バスで20分ほど
二人は手を握り締め
別れを惜しんでいる。
夜のバス!
窓際に座っている夢子
車窓に映る
夢子の美しい顔を
翔は見つめていた。
三宿・昭和女子大前・
バス停を通り過ぎ
次が夢子が降りる
三軒茶屋だ!
・・・・!!!
夢子が停車ボタンを
押さない!
慌てて翔がボタンを押す!
恨めしそうな顔で夢子が
翔の顔を見た。
「また、すぐに会えるから」
やさしく翔は夢子に言った。
でも、夢子の部活から
そんな簡単に会えない。
「翔、毎日メール頂だい」
「判ってる!夢子もね」
翔は優しく夢子の柔らかな手を
にぎりしめた。
バス停に降りた夢子は
翔の乗っているバスが
消えていくまで見送った。
家に帰り居間へ行くと
母と妹が風呂から出て
テレビを見ていた。
母が「食事どうする」
と夢子に尋ねると
「いらない!」
大食いの夢子だが
胸が締め付けられる
恋の病に掛かってしまった。
自分の部屋に入って
桃香のマネージャーが
くれたピンクの袋を開け
桃香のCDやTシャツなど
桃香のグッズを見ていた。
桃香の写真集を見ている時
桃香の小指の爪が長いのを
発見した。
翔の小指の爪も長い?
なぜ長くしているか
気にもしなかったが
夢子は何か!
胸騒ぎがする。
お預けだった。
翔は夢子を送って行く為
渋谷から成城学園行きの
バスに二人で乗っていた。
美果と夢子の家は
三軒茶屋を挟んで
1キロ程離れた
反対方向で夢子の家は
電車通り沿いの下町
風のところにある。
渋谷から三軒茶屋まで
バスで20分ほど
二人は手を握り締め
別れを惜しんでいる。
夜のバス!
窓際に座っている夢子
車窓に映る
夢子の美しい顔を
翔は見つめていた。
三宿・昭和女子大前・
バス停を通り過ぎ
次が夢子が降りる
三軒茶屋だ!
・・・・!!!
夢子が停車ボタンを
押さない!
慌てて翔がボタンを押す!
恨めしそうな顔で夢子が
翔の顔を見た。
「また、すぐに会えるから」
やさしく翔は夢子に言った。
でも、夢子の部活から
そんな簡単に会えない。
「翔、毎日メール頂だい」
「判ってる!夢子もね」
翔は優しく夢子の柔らかな手を
にぎりしめた。
バス停に降りた夢子は
翔の乗っているバスが
消えていくまで見送った。
家に帰り居間へ行くと
母と妹が風呂から出て
テレビを見ていた。
母が「食事どうする」
と夢子に尋ねると
「いらない!」
大食いの夢子だが
胸が締め付けられる
恋の病に掛かってしまった。
自分の部屋に入って
桃香のマネージャーが
くれたピンクの袋を開け
桃香のCDやTシャツなど
桃香のグッズを見ていた。
桃香の写真集を見ている時
桃香の小指の爪が長いのを
発見した。
翔の小指の爪も長い?
なぜ長くしているか
気にもしなかったが
夢子は何か!
胸騒ぎがする。