翔の電話番号を聞いたが
夢子は翔に電話を掛けるのに
ためらっていた。

翔に電話を掛ける
勇気がない!

簡単に男に電話を掛ける
ふしだらな女だと
翔に思われたくない!
夢子はそんなことを
考えていると!!

携帯の電話が鳴った・・・

携帯の登録名の翔君が
画面に出ている。

夢子は、ビックリして
しばらく鳴り響く
携帯を見ていた。

どうして翔君から電話が
掛かって来たのか?

それは、10分前の事だ
美果が親友の夢子の性格を
知っているから

多分夢子は自分から翔に
電話を掛ける事ができないと
思い?

そして翔に確かめたい事
も在ったから自ら翔に電話を
掛けていたのだ

「翔君、美果だけど

今、電話いい?」

「いいよ!どうしたの?

衛のこと?」

「それも、あるけど

実は親友の

夢子の事だけど?」

「翔君のこと!気になってる

感じなの?

もし翔君もその気が

在ったなら、

電話してほしいの?」

翔は、もちろん夢子が
好きだから

「本当! 電話していいの?」

「その前に、翔君今、誰とも

付き合っていないの?」

「中2から付き合ってる女の子

いないよ」

翔ははっきりと美果に言った。


「よかった!夢子もそうなんだ

翔君のこと、衛!何も話して

「れないから、ごめん」


「翔君もし本気で夢子と

付き合ってくれるなら

電話して!夢子!親友だから

遊びなら止めてね」