美果は

「じゃ・・・
 
いっしょに好きな方を
 
指差そうよ」

行列が出来てる
多くの人の前で
衛はチュウチョした

しかし美果は

「せーの!」

二人はセットの
しょうが焼きを選んだ。
美果がうれしそうに

「相性いいね!」

と衛の顔を覗いて言った。

行列の人たちは多分
二人は恋人だと思っている
はずだと衛は思った。

ヒョットして美果は
俺のこと好きなのか?

しょうが焼きがのった
トレイを持ち二人で
テーブルを探していると
大学生が?

「美果ちゃん、

 ここ空いてるよ」

と声をかけてくれた
衛はまた一つ
美果の人気に驚いた。

「すいません」

と会釈して
テーブルに座ると
美果がすぐに席を立ち
お茶を大学生?の分と
3つ持ってきた。

そして美果が
驚きの一言を
言った。

「准教授どうぞ!」

とまたまたびっくり!

准教授と知り合い?

美果の顔の広さと
社交性に!
衛は美果に比べて
自分は子供のような
小ささを感じた。

准教授が席を立った後も
大学生が美果に

「みかちゃん今日は

 恋人と食事?」

と冷やかしの声を
かける。

そのたびに美果は

「違います。同級生です」

と打ち消していた。

衛は心の中で
その言葉を聴くたび
落胆の気持ちになって
行くのを感じ、
俺って美果に・・・・