目的地に着き、私は駅から出た。
目的地を探しているつもりが、見事道に迷ってしまった。
「ガチでヤバいんじゃないのか?学園の名前忘れるとか」
私は方向音痴でデパートなんかよくアナウンスのお世話になったなぁ…。
警察にもお世話になったし…。
なんて考えていると、ゴツッと音が鳴った。
「痛っ…私は何にぶつかったんだ?」
目を開けると目の前に痛そうに頭を押さえている人がいた。
「大丈夫ですか?」
まずい。人だった。しかもこちら側の心配をしてくれている…!
「すみません。ちゃんと前見てなかったもんで。」
「いやいや、俺は大丈夫です。頭、痛くないですか?」
良かったいい人だ…!不良だったらまずいことになったぜ。
「!…君は杉坂雪希さんかな?」
「はい。そうです。」
ん?よく見ればこの人顔立ちがいいな、黒髪でさらさらだぜ…なんて考えていると、
「やっと見つかったぁ!君学園に編入するんだよね!」
「あ、探してくれたんですか?恐れ入ります、すみません。」
「気にしないで。じゃあ俺についてきて。」
分かった。と私が言うとこっちだ。とその人は言った。
「…ありがとうございます!」
「俺は学園にたのまれて来たんだ。君と年は一緒だよ!」
「へぇ~そうなんですかぁ!」
このように、雑談を楽しんでいた訳だ。
途中で「ちっ。方向音痴野郎が…。」
なんて聞こえたけど幻聴だぜ。こんないい人が裏の顔あるわけないしな。
そう考えた私はまだ甘かったのである。
目的地を探しているつもりが、見事道に迷ってしまった。
「ガチでヤバいんじゃないのか?学園の名前忘れるとか」
私は方向音痴でデパートなんかよくアナウンスのお世話になったなぁ…。
警察にもお世話になったし…。
なんて考えていると、ゴツッと音が鳴った。
「痛っ…私は何にぶつかったんだ?」
目を開けると目の前に痛そうに頭を押さえている人がいた。
「大丈夫ですか?」
まずい。人だった。しかもこちら側の心配をしてくれている…!
「すみません。ちゃんと前見てなかったもんで。」
「いやいや、俺は大丈夫です。頭、痛くないですか?」
良かったいい人だ…!不良だったらまずいことになったぜ。
「!…君は杉坂雪希さんかな?」
「はい。そうです。」
ん?よく見ればこの人顔立ちがいいな、黒髪でさらさらだぜ…なんて考えていると、
「やっと見つかったぁ!君学園に編入するんだよね!」
「あ、探してくれたんですか?恐れ入ります、すみません。」
「気にしないで。じゃあ俺についてきて。」
分かった。と私が言うとこっちだ。とその人は言った。
「…ありがとうございます!」
「俺は学園にたのまれて来たんだ。君と年は一緒だよ!」
「へぇ~そうなんですかぁ!」
このように、雑談を楽しんでいた訳だ。
途中で「ちっ。方向音痴野郎が…。」
なんて聞こえたけど幻聴だぜ。こんないい人が裏の顔あるわけないしな。
そう考えた私はまだ甘かったのである。