てな訳で、次の日
「あんまり戻ってこなくていいわよ~」
やけに嬉しそうだな、母よ。
「彼氏つくんなくていいからな!父さん悲しくなるぞ!」
おいおいおいおい、この顔で彼氏できると思うか?
可愛くもないし美人でもないんだぜ?


「あんま心配しなくていいからな…。それじゃあ電車に遅れるからもう行くぜ。」




駅に着いた。
電車が来るまで昔のこととか考えてみた。
中学生活楽しかったな~。
『中学変わることになったから』
って言ったときのみんなの顔すごかったなぁ。
冗談だと思うけどラブレター靴箱に入ってたり。ラブレター捨てたなぁ。
直に呼ばれて告白されたとき、
『あぁ、なんかのバツゲームだろ?分かってる、みなまで言うな。」
って言ったら男子は泣きながら
『チクショー!!なんでだああああああああ!!』
って泣きながら言ってたし…。
何故泣いてたのか分からないが…。



これからのことを考えよう。

寮生活なんて初めてだ。
昔みたいにセレブだったら学校に行っていたのかもしれないな。
友達…できたらいいなぁ。

そう思い、中学の友人たちから貰った色紙と手紙を持ち電車に乗った。

学園まで結構時間がかかるので私は手紙で時間を潰すことにした。

「ん?そういやお父さん学園でなんの仕事をしていたんだろう?」
そんな疑問を抱えつつ、電車は動き出した。










私は叫んだ、
「ふははははは!!待ってろよなんとか学園!!学園の名前なんだっけ!!」
叫んだ…心の中でだが。(さすが周囲の目が怖くなった)


お客さんの話ちゃんと聞いていたら良かった。
もう一つ疑問
「あのお客さん…学園に関係することは分かるが…。一体何者だ?」
こまかいことは気にすんなとある芸人も言っていたので私はそんなに気に止めなかった。




それにしても…学園の名前忘れるなんて…本末転倒だぜ。








私の頭にあることわざが浮かび上がった。




後悔先に立たず