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キィ…ガチャっ



「遅いわよ、何十分待たせるつもり?………って、え?あなた…」

「実際には約3分半ですね。残念でした、亜実子じゃなくて」

「……っ、誰よ。何年何組!?どーして金尾亜実子が来ないのよ!」

「川中三咲、1年6組。こんな明らかにくだらないイジメをあの子にするのを、私が許すとでも思ったの?」



強い口調で睨む私に、少し目の前の女共はビビったようだった。

逃がさないように、私は扉の前から動かない。



―人数は、5人。

どのお姉さま方もふっとい足をよくそんだけスカートから出せるな。

あとその化粧はどうなんだ、濃すぎじゃないのか。


そんなけ頑張ったのも、私が全部無駄にしてさしあげますね。