「……さん!」






「 …づきさん!」











「香月さんっっ!! 起きなさいっ! あなた 私の話を聞いてましたか!」




いきなり起こされたあたしは、ビクッと起き上がった。心臓がバクバクいってる。
若干寝汗をかいてたらしく机の上のプリントが湿っていた。


「あ~あ」と綾香が、こっちを見ながら苦笑してる


あちこちからもクスクスと小さな笑い声

「目が覚めましたか?」


「……はい」


「とにかく!夏休みだからといって、ハシャぐのも、だらけるのも禁止ですよ!」





「…だらける」 の所であたしを睨んだのは言うまでもなかった…