「…何で高校入って最初の夏休みを課題でつぶさなきゃなんないのよ?

今の時期は受験とか考えなくていいし、遊び時なんだよ? 課題なんて夏休み終盤にお互いがやってきたのを写しあいっこでもすりゃ十分じゃん!
はい、却下!!」



せっかくの『翠ちゃんのなかよし友達作り計画 in summer』は、呆気なく ボツとなった。







ガラガラー



一瞬で綾香は姿勢を向き直した。

すっ素早いな…。




「きりーつ!  
        礼!」




「はい。終業式も終わってみんな気が抜けてないですか?明日から夏休みっていってもあなたたちは高校生なんだからはしゃぎすぎないように!
先生達はお祭りや夜の街にも定期的に見回り行ったりするんですからね」


ザワザワ ザワザワ



「静かに! 当たり前でしょう! 夏休みは色んな誘惑があると思いますが、あなたたちは常に本校の生徒だってことを忘れないように!
だいたい あなたたちはね………」



あ~また始まった。


小松先生の説教…。



そんなにキレたら血圧上がって脳出血おこしちゃうよ~





…だめだ。 クーラーきいた部屋にいると気持ちよすぎて眠くなってきた




だめだめ! ここで寝ちゃったら また 小松先生にどやされる





…でも きもちいーな…









ZZZZZZ…