「お婆ちゃん、しばらくお墓参りしてないって言ってたけど、こんなに荒れ果てているとはね…ι」






こんな田舎のお墓だと管理する人もいないだろうし








「…仕方ない!やりますか!!」







あたしはグイッと腕まくりをして、お墓掃除に取りかかった。











草をむしり、枯れた花やゴミを集め、濡らした雑巾で墓石を磨きまくった…








気がつくと辺りはすっかり橙色に包まれていた。