「ふぅ…さすがに避暑地でも山に登ると汗かいちゃうな…」





あまり舗装されていない道は、石や木の枝が何だかたくさんあって、とても歩きにくかった。周囲を見渡すと樹齢何年か予想もつかないくらいの木々が生い茂っていて太陽の日差しを遮断し、明るい時間なのに薄暗く感じられる。
少し不気味な感じはするけど、毎年通いなれた道のりなので気にせずに歩を進めた。





時折吹く風は、やはり涼しい






じわりとかいてきた汗が、スーッと引いていくのが分かった