「留衣に何て聞いてきたか知らないけど、お婆ちゃんのことは心配しなくて大丈夫!」

と言いながら、スイカの乗っていた御盆をテーブルに置いた



「…でも、まだ重い物とか持たない方がいいってお母さんが…」





「実はね~」とお婆ちゃんは笑い出した







「翠ちゃん、ほら見て!コルセット!昨日、整形の先生からもらってきたのよ!」



服の裾をチラッと上げ、医療用のコルセットを自慢げに見せた。



「コレ付けてから調子いいのよぉ♪無理な姿勢はとれないようになってるから、腰を痛めることもないしねぇ」


脇腹をポンッと叩いた




「だっだからって、そんなにすぐには直んないでしょ!?」





「何言ってんのよ!年寄り扱いするんじゃないの…まぁ、翠ちゃんは折角来たんだしゆっくりしてきなさい♪」



そういうと、お婆ちゃんはスイカを美味しそうに頬張り始めた