信じられないっ!
人が人生最大の勇気を振り絞って声を掛けたってのに!!







あたしは怒りのあまりにプルプルと小刻みに両手が震えはじめた



それに気づいたのか







「あ、怒った?
     ゴメンね?」






いや、明らかに悪いと思ってない声だし、顔が笑ってるし!







「別にドーデもいいです!もー良くなったみたいですね!!それじゃっ!!」







あたしはこれ以上関わりたくないと思い、先ほどバスの向かった方へ勢いよく歩き出した
















「スーイ!」