「何か迷惑掛けちゃったみたいだね…」 後ろから、男の人とは思えないような澄んだ声が聞こえてきた バッと振り向くと、横になっていたはずの彼は起き上がり、石段に腰掛けていた あたしは その時 初めてまともに 彼の顔を見た… キレーな顔…… それが レンの第一印象だった