「…ただいまぁ。」



ドスンッ!!




「あぁ~!!重かったぁ残り100mが1kmにも感じたよ!」





「おかえり。まぁ…凄い荷物ね!あんたが普段から置き勉なんてまねしてるからよ。自業自得ね」



お母さんが台所からパタパタとやって来た。



…帰っていきなり説教ですか。





「それより、お母さん
お腹空いたぁ! 」


結局、新作アイスは広汰のせいで食べるタイミングを逃してしまい空腹がピークを迎えていた。





「今ソーメン茹でてあげるから待ちなさい」




「またソーメン?夏だからって手抜きし過ぎじゃない?」



「しょーがないでしょ!いっぱい送ってきたんだから我慢なさい!」







「麺は麺でも、冷やし中華とか冷製パスタがたべたいなぁー」




あたしはワザと大きな声でつぶやきながら自分の部屋がある2階に上がっていった。