中ではすでに、ぶたさんの右手をキレイに削ぎおえた赤いエプロンの男が、その出来立ての食材をこれまたキレイに加工しはじめています。 血を洗い流しているうちに、エプロンが本来の白を取り戻してからも、男の手は止まることなく、せっせと肉の加工にはげんでいました。 ぶたさんのほうはすでに止血済みですが、目やら鼻やらいろんなところから汁がもれだしていて、うす黒いからだのところどころにアクセントをつけていました。

 見るにたえない光景でしたが、白いエプロンの二人組はまったく気にする様子もなく、ただただニヤニヤしています。 全身マスイで意識までは落とさないあたり、この状況すらも楽しんでいるのかもしれません。