うさぎさんのまわりの人たちは、ニコニコしながらおしゃべりを続けています。 まんなかにいるうさぎさんもニコニコしています。 ぶたさんは少しかたまって、でも、まあそんなもんだよな、と自分の中で消化していました。 もともと人にすかれたかったワケではなかったので、まわりが自分をどう思い、どう扱おうとかまわなかったのです。 ぶたさんにとって、うさぎさん以外からの評価なんて、さほど気になることでもありませんでした。

 そこで、ニコニコしていたうさぎさんが口を開きます。