雨が降り続くなか
私は小さな公園に来た


幼い私と舜が約束をした場所だ


舜は覚えてないだろう
ブランコに座り雨にうたれていた


寒い
足首痛い
最悪


「ふぇっ………舜の馬鹿」


泣きながら舜の名前を呼んでいた



杏奈のところ行こうかな


泣きまくってようやく涙が止まった頃


「結奈……」


愛しい声が聞こえてきた










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