結局・・・学校に来てしまい
短縮授業受けて帰る海羅は、
見てしまった・・・
校門でミサキを待つ拓也の姿を・・・
唖然として身体がその場で硬直してしまい
瑞穂・海・歌・優妃に声掛けられるまで
固まってその場に立ち尽くしたまま
だった。どうしていいかわからなかったのだ。
「海羅大丈夫？」
と言って自分の前に思い切り
飛び込んできたのは、歌や瑞穂たちだった
みんなわざと海羅の前に立ちふさがって
その光景を見せないようにしてくれた
でももう遅い。
帰り道方向の違う海羅は、一人になり
ウォークマンをつけてリズミカルに
歩いていたが、少し先に映った二人を見て
心が痛む。
幸せそうな２人特にミサキ。
本来なら海羅の幸せのはずだが
間にぴょこんとはいってきて拓也を
奪い楽しそうにしてるあの暢気な顔が
苛つきをさらに倍増させる。
だけどその苛々をけすのが
拓也の笑顔だった。
自分不幸でも拓也が幸せならいいそれでいい
って思えていた。からだ
ここまで純粋さがあると・・・引いてしまう
でも学校ではやっぱりミサキの声を聞くたび
殴りたくなる
頭のなかで何度も何度も殴ってる
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