中学に入学してあっという間に
二年生の終わりになった。
名前は「美浦海羅」みうらかいら
中学二年生の14歳。
彼女には色々事情があった。
身体がとても弱く普段から
あまり友達が居なかった。
「海羅ぁおいでよっ」
声を掛けているのは友達の海・優妃・歌の三人の女の子達。
彼女達と知り合ったのはいつだっけ?
二年になってから
半年くらい経ったときだった。
病弱な私が喧嘩売られて殴りあいになっていたとき
助けてくれたのが彼女達だった。
今思えば彼女達がいなきゃ
あの頃死んでいたかもしれない
今の自分はいなかったかもしれない。