どうすることもできない、か。
『…遅すぎた、ですか』
「ああ」
おれが頭を下げたら、いくらオヤジでもなんとかしてくれると信じていた。
でも…現実はそんなに甘くなかった。
オヤジは桜庭家が大事なの、だ
「もし、今困っているのなら‥お前の部屋に行きなさい。そこなら何か見つかるかもしれない」
オヤジに言われた通り、とりあえず部屋に行った。もう…どうでもいい。
早くこれからのことを考えないとな…
そんな思いで部屋の扉を開けた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…