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「あの…ありがとうございました」
いつのまにか家についていた私たち。
先輩とはあれから何も話さず
無言のままずっと歩いていたけど
でもなぜかさっきまでとは違う
優しい気持ちでいっぱいだった。
「あのさ…さっきはほんと悪かったな。
…俺あんま女と話さないからどう話したら
いいかとかよく分かんなくてついつい
きつい言葉とかになってしまうんだ…
だからべつに悪気があったわけとかじゃないから…」
…え?
びっびっくりした〜〜。
まさか先輩がそんなこと
言ってくるなんて思わなかったから。