「桃~、あれ桃は?」

「さっきどっか行ったよ~」

「ハァ・・・またかよ・・・」

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『綺麗な男の子...』

池波桃-いけなみもも-です、ただいまあたしはとてもかっこいい男の子の隣にしゃがんでます。

男の子は・・・寝ています。

あぁ...すごい綺麗でかっこいいな。

【さぁ、眠れる王子に目覚めのキスを】

・・・チュッ。

『・・・ん-』

...えっ!!やば!あたし何してんの??!

知らない男の子にキスしちゃった!しかも男の子目覚ましちゃったよ!!

『あっ・・・えっと、ごめんなさい、あたしつい・・・』

『ん-、責任とって?』

え??やっぱいきなりキスされたら誰でも怒るよね~(汗)

てかあたし下手したらチカンぢゃんか~・・・。

『それ俺のめがね』

あぁ~まずいよ~絶対やばいって~...

めがね??

『あんたの足元のそれ、俺のめがね』

足元??

パキッ。

そこにはひびが入っためがねがあった。

『っ・・・!!』

『あぁ、レンズひびだらけだし、フレームも折れてる』


『ごめんなさい(涙)』

私は正座をしてあやまった。