「急にどうしたの?猛?」
「歩くぞ」
そういって猛は歩き出した。
「えっちょっと!猛?」
「嫌だったんだろ?兄貴たち。」
・・・
「お前、泣きそうな顔してた」
「猛・・・」
「好きなんだろ?兄貴の事。」
猛はそう言ってあたしの顔を見た。
「・・・うん。」
「だったら気持ち伝えるだけでも伝えてこい。後悔するぞ」
ポン
猛はそう言ってあたしの頭に手をのせた。
「伝えた後は俺が慰めてやるよ」
猛が笑顔で言った。
「猛・・・ありがと」
「おう」
そしてあたしたちは歩き出した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…