あたしたちの沈黙の中、充兄ちゃんと南さんの会話はとても盛り上がっているみたい・・・




「なに言ってんだよ!」



そう言って充兄ちゃんは南さんの頭を撫でた。




ズキンッ





今まで頭を撫でるのはあたしだけの特権だったのに・・・


いつの間にか充兄ちゃんの目には南さんだけが映ってる。




それは当たり前なんだけれどあたしの心がズキンと痛んだ。