「たぶんこの依頼書の子達ほとんどがこの大河原中学校の生徒なんだ。」

僕は恵ちゃんのおかげで収集のついた教室を眺めます。

学校。

ほんのちょっと前まで当たり前に通っていたのに、何でこんなにも懐かしく感じるのでしょうか。

「みんな元気にしてるかな……?」

僕は自分の通っていたクラスをふと思い出していました。

戻りたいな。

それが叶わないならせめて違う場所で転校って形で良いから、また学校に戻りたい……

『うん、良いよ。』

そうだよね。無理だよね。

そんなワガママが叶うわけないんだ。

『あれー?純助くん?おーい。』

僕はもう死んじゃってて、天使になったんだ。

そう、僕は。

って、ん?良いよ?

『あ、やっと気付いた?』

「か、神様!?」

いつの間にか僕の前には神様がいました。

『なんか最近、純助くん神様に会う度にビックリしてるよね。神様ショック。。。』

「あ、ごめんなさい。」

『うん、許してあげる。』

早いなー。ショック受けてたわりに許すの早いなー。