『いやいや、この前はゴメンねー。』
神様は出てくるなり軽く謝ります。
『まさか2人に同じターゲットの依頼書渡しちゃうなんて、神様びっくりよ。』
神様といると何だかのほほんとします。
これも神様の力なのでしょうか。
『まぁ、そんなわけで次の依頼なんだけど……』
神様はポシェットから依頼書を取り出します。
ぶぁさっ。
「……えっ?」
ぶぁさっ?聞き慣れない音に戸惑う僕。
神様の手には十数枚の依頼書が握られていました。
『はい、これ。なんかこれみんな同じ場所で起こる気がするから、一緒に宜しくね。』
あー、また神様の適当でしょうか。
鏡華さんだったら凄い剣幕で怒ってるところなのでしょう。
「……はぁ、わかりました。」
『流石は純助くん。話が早いねぇ。あ、でも一つだけ忠告。』
「はい、なんでしょう?」
『天使のタブーは覚えてるよね?くれぐれも破るなんてことはないように。それじゃ。』
ぽふん。